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HLHSで天使になった直輝のDIARY
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★2006/07/15 (Sat)
直輝は帝王切開で、AM3:12に生まれた。私は生まれる前から性別を聞いていた。
のりパパは生まれる前まで知りたくない派だったので、私だけの胸にしまってあった(結構たいへんだったのよ・・・)
生まれたと報告を受けたのりパパは「それでいったいどっちだったんですか?」と看護婦さんに。
男の子だって知った時の心情は(女の子だったら手術がかわいそうだったから少しほっとした)らしい。
その後、パパだけ病状の説明を受け、直輝の主治医のT先生からこんなことを言われた。
「手術をしますか?それとも、このまま安らかに眠らせますか?」と・・・・・・。
一応、出生前と違って気が変わる親もいるらしいからこんなことを聞かれたのでしょう。
手術を受けることに決めていることを話してからは、とっても一生懸命に直輝を助けようとしてくれた。
それが私達にも伝わった。

その頃、のりママはもうろうとする意識の中で「赤ちゃん、すごくかわいいよ」としきりに言っている実母と実父の言葉が信用できず
(ホントにそうなのかな?心臓以外どこも悪くないのかな?他に障害があったらどうしよう・・・)
パパが撮ってきてくれたビデオを見るまでは重複障害のことを心配していた。
のりパパが来てくれて「赤ちゃん大丈夫だから安心して」と
その言葉に安心していつか眠りについたみたいだった。
9/24
帝切だったため、すぐに赤ちゃんに会いにいけない。でも、早く会いに行きたかった。
自分が手術したことなど全然忘れてしまうくらい”のりてる”のことが心配だった。
重い体を起こし、上半身をベッドの上で動かしてみる。なんとかなりそう。
どうしても下のNICUへ面会に行きたいよう・・・・。
そして、午後からなんとか車椅子に乗り面会に行けることとなる。
インターホンで看護婦のNさんが「お父さんとお母さんが面会にきました~」と言っているのを聞いてなんだか恥かしいような、くすぐったい気持ちになる。
そうか、もうあのコのお母さんなんだ・・・・。
NICUの中はビデオで見ているし、不安はない。
のりてるは奥のコットで寝ていた。ちゃ~んと肌着もつけている。たくさん点滴のコードやら心電図のコードやら一杯ついていたけど、それは予測していたこと。思ったよりショックはなかった。
ただ、それよりも、頑張って生まれてきてくれて、ホントによかったな~って・・・・。
頑張ってえらかったよ!という思いで胸がいっぱいになって・・・。
涙がでてきてしまった。

いよいよ抱っこ・・・。わ~ドキドキ。看護婦さんが寝ているのりてるを抱き上げたとたん。
「おぎゃ~!!」
・・・・・。でかいよ。声。心臓に負担がかかるからもっと小さい声で泣きなさいよ。

私が抱っこしたら、お腹の中と同じで安心したのか、すやすやと寝てしまった。
うれしかった。。。。、かわいいね・・・。のりてる・・・。
このまま、時間が止まればいいと思った・・・・・。


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